車検の注意点とは

「車検」すれば万全というわけではありません。ご注意下さい。

写真  車検のご案内をお届けすると「あーもうすぐ車検なのね~」と少し憂鬱そうなお声が聞こえて来そうですね。車検とは何故必要なのでしょうか。これは法律で決められており、道路を走る車は「道路運送車両法」で定められている「保安基準」に適合しているか否かを、2年毎、車種によっては1年毎(新車の場合初回が3年後の車種あり)に車両検査として「車検」が必要となっているのです。検査に合格しない車は公道を走れません。
 ここで勘違いされがちな誤りとは、「車検=次回の車検まで安心だ」という誤認識です。車検での「検査」とは、現時点で保安基準に適合しているかの検査が基本ですので、検査基準を満たしていれば合格はしますが、次回までのお車の安心を保証をするものではありません。ですから、現時点でお車の状態により、部品の劣化や磨耗等を見て、追加整備を行ったり、今後予見される不具合への予防整備を行う事が、大切なのです。また、お車を良好に保つために、普段からの保守点検(12ヶ月法定点検も含む)も必要なのです。車検時にご提案する追加整備等は、箇所によっては、工賃が割安になる事もあります。何時かいずれは治さなければならない箇所というものは長くお乗りになっていると出てくるものです。
 また、時々あるのが「車検を受けたのに、数日してライト球が切れたんですよ。ちゃんと診てくれていたのですか?」というお客様がいらっしゃる時があります。これは、たまたまライト球の寿命が車検時頃のタイミングなっていたという事で、検査時に点灯していれば合格、切れていれば不合格なので交換してお渡しします。つまり入庫時の検査では点灯していたのです。車のライトはブレーキのランプも含め、数種類ありますが、家電の蛍光灯などと違い、チカチカしたり、蛍光管の淵が黒ずんできたりして、ある程度交換次期の目安があるのに比べ、予見しにくいという所もあり、点灯しているのに交換することは、まずありません。
 車検のご入庫時に普段から気になっている事などあれば、ご相談ください。ライフスタイル・ご予算に応じてご提案させていただきます。